シトルリンとは、体内で分解し、化学変化によって一酸化窒素に変化する。この一酸化窒素は、血液に対する素晴らしい働きがあり、血液量の増量、血流量の上昇などである。このシトルリンの素晴らしい効果に着目して、アメリカなどの他国では、医薬品として使用されていたり、サプリメントとして使用されていたりしていた。シトルリンの働きとして、血管の機能を改善し、血液の巡りを整えることで「集中力をアップさせる働き」をもつことが可能であることがわかってきたといわれている。では、血液の巡りがよくなるとなぜ、集中力がアップするのだろうか。
シトルリンを摂取することで、一酸化窒素が体内で産生されることで、血液の量が増量するという働きが作用するようになるというのは上記で紹介したとおりであるが、この血液の量が増量し、血流量が上昇することで、脳内でも血液の量も増量し、血流量も上昇することにもつながる。脳に血液が十分に満たさせると、脳は元気に活動するようになり、「頑張りたいという気持ち」を高める機能が働くようになるのである。
また、精神的、心理的な疲労であったり、身体的な疲労であったりというものを感じていると、思考の妨げになり、感情も不快な状態になり、集中という面においてとても厄介な状態になってしまう。つまり、必然的に集中力を低下させる大きな原因になってしまうのである。よく、疲労を解消し、集中力を上げる簡単な方法として、ガムを噛み、咀嚼することで、脳への血行促進効果を促し、集中力を維持させる方法がある。これは、リラックス効果とともに、咀嚼をすることで脳への血流量を増量させ、脳に刺激を与えることで集中力を高めることにつながっている。
しかし、このようなガムに頼らずとも、日常生活の中でシトルリンを摂取し、一酸化窒素の生産量を増加させ、さらに、一酸化窒素によって血液量を増量させ、血流量を上昇させ続けることにより、持続的に集中力が続くようになり、また、リラックス効果を発揮させるとともに、疲労軽減にもつながってくるということになる。
一般的に、集中力の低下は、血管循環が悪くなっていることで生じてしまうものなのである。このような症状が起こってしまった場合は、脳への血液循環(酸素の運搬)がうまくできていないことによって起こることであるため、一時的にでも回復したい場合はガムなどで対処する方がよいだろう。
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