筋力トレーニングのなかで、腹筋は明確な目標を立てやすい部位と言えるかもしれません。腹筋は「六つに割れる」といわれる状態が理想ともいわれ、俗にシックスパックとも呼ばれます。腹筋を鍛える以上は、そこを目指したいものです。
しかしこのシックスパックを手に入れるためには、かなりの鍛錬が必要になります。実際、毎日腹筋運動を行っているにも関わらず、一向に割れる気配がないという悩みは、多くの筋力トレーニングを行う人が抱えているのです。ここでは腹筋のトレーニングについて掘り下げてみようと思います。
腹筋は他の筋肉と違い、回復の早い筋肉であると言われます。そのため腹筋は通常の筋肉と異なり、毎日鍛えることができる、言い換えれば毎日鍛えなければならない筋肉としばしば表現されます。
筋肉は適度な負荷を与えることで、受けたダメージを回復し強化されていきます。これは超回復を呼ばれるものですが、腹筋はこの超回復が早いのでしょうか。これについては諸説ありますが、どうやら腹筋の超回復が早いのではなく、負荷をかけにくいので回復も早いというのが真実のようです。一般的な腹筋運動は、腹筋以外の筋肉を使って行われているケースが多く、効率的に腹筋に負荷を与えられていないとも言えるのです。このことが、腹筋の回復が早いという印象とともに、腹筋が鍛えにくいというイメージを作り上げたのかもしれません。
腹筋ローラーは、単純な器具でありながら腹筋にダイレクトに負荷を与えることに、非常に特化していると言えます。腹筋ローラーを使った筋力トレーニングであれば、短い時間で効率的な負荷を与えることができるでしょう。注意しなければならないのは、負荷が大きくなる分、回復のために十分な栄養と休息が必要になるという点で、オーバーワークにならないようなスケジューリングも必要になってきます。
腹筋を効率よく鍛えるには、それに適した方法を取り入れるべきなのです。
腹筋ローラー以外に、エアロビもおすすめです。
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